子供の夏バテがあぶない!どんな症状?子供を救う対策とは!
2018/07/16
夏でも子供は元気に外で遊ぶもの。
アラフォー主婦の私は、そんな風に思っていましたが、最近は子供の夏バテも増えているようですね。
温暖化で、夏の気温は亜熱帯地方並み。しかも日本特有のジメジメとした高い湿度が、幼い子供たちの体力を奪います。
体力のある大人でもバテるのに、子供ならなおさら夏バテには気をつけないといけませんね。
今回は
・子供の夏バテ3大原因
・子供の夏バテの症状
・バイバイ夏バテ!子供を夏バテから救う対処法
・夏バテにならないポイント
・夏バテに効く食材とおすすめレシピ
をお伝えしていきます。
<子供の夏バテ3大原因>
特に子供に多い夏バテの原因は3つあります。
うちの子はバッチリ当てはまってます^^;
1.遊びに夢中になる
子供はついつい遊びに夢中になります。
被っていた帽子もいつの間にか取れ、水分も摂らずに走り回り・・・夢中になると水分補給や休憩もそっちのけ。
その結果、体の中に熱がこもり、体調が悪くなってしまいます。
2.冷房生活でうまく汗がかけない
夏でもエアコンの効いた室内にいることが多くなりましたね。その影響なのか、最近の子供は昔の子供に比べて汗をかく機能が低下しているという調査報告があります。
汗がかけないと、体の中に溜まった熱がうまく外に出せないので、熱中症になったり夏バテになりやすくなるのです。
その上、暑い外と冷房キンキンの室内の気温差で、自律神経もおかしくなりがちです。
3.ジュースやアイスのとりすぎ
暑い時には冷たいジュースやアイスがおいしいですよね。うちの子も暑い時には「アイス食べた~い!!」が口ぐせです。
特に子供は、ご飯を食べずにアイスやジュースを食べることもありがち。
この「甘いもの」と「冷たいもの」のとりすぎは、夏バテを悪化させる食の2大原因です。
暑くてジュースやアイスを食べたいと思う時ほど、食事をきちんと取ることが大切です。
<子供の夏バテの症状>
お子さんにこんな症状はありませんか?
- すぐ疲れる
- 元気がない
- イライラ
- 吐き気、嘔吐
- 発熱(微熱)
- 食欲不振
- 下痢、便秘
- 立ちくらみ、めまい
大人と一緒で、なんとなく食欲がなくなったりだるくなったりもしますし、嘔吐したり微熱が出る場合もあります。
いくつかの症状が出ていたり、症状がひどい場合は無理をしないで病院で診てもらいましょう。
病院へ行ったほうがいいケース
「ただの夏バテ?それとも何かの病気?」
夏バテのような症状があった場合、病院へ行ったほうがいいのか悩むところですよね。
症状によっては病院を受診した方がいいケースもあります。
嘔吐・発熱
嘔吐や発熱の症状が出たら、夏バテではなくウイルス性の夏風邪の可能性があります。
半日~1日経っても症状が良くならない場合は、病院で診察を受けましょう。
頭痛・めまい・嘔吐・ぐったり・顔面蒼白
頭痛、めまい、嘔吐、ぐったりしている、顔が青白いなどの症状があったら熱中症になっている可能性もあります。
すぐに涼しい場所に移動して、首や脇の下、脚の付け根などを冷やして水分補給をしてください。しばらくしても症状が治まらなければ病院を受診しましょう。
参考:熱中症|子どもの病気・症状 – 町医者の「家庭の医学」
<バイバイ夏バテ!子供を夏バテから救う対処法>
なんとなく元気のない子供の様子を見るのは辛いですよね。
子供が夏バテになってしまったらどうしたらいいんでしょう?
良い睡眠だと疲れも取れる!
暑さを無理に我慢すると寝不足にもなりますし、体力が落ちて病気にもかかりやすくなります。
寝苦しくないようにエアコンや扇風機を使って、室内を寒すぎず快適な温度に保ちましょう。
最適な温度は25~28℃。サーキュレーターや扇風機を使って空気を循環すると快適に眠れますよ^^
ただし、風が直接体に当たると、体が冷えすぎてますますだるくなるので気をつけてくださいね!
快適に過ごすコツとして「冷房よりも除湿」「頭を冷やす」のも効果的です。除湿機能で湿度を下げたり、アイスノンなどで頭を冷やすだけでも、ずいぶん体感温度が違ってきます。
うちの下の子は特に暑がりで夜中にうなることもよくあるので、寝室ではサーキュレーターをつけて、アイスノンで頭を冷やしながら眠りについています。特にアイスノンはお気に入りのようで「気持ちいい~♡」といいながらスリスリしています^^
ゆっくり入浴♡
入浴も夏バテに効果的です!
37~40度ぐらいのぬるめのお風呂にゆっくり浸かると、リラックス効果でよく眠れます。
じんわり温まることで血液の流れが良くなり、汗をかくことで体の中の老廃物が外へ出ていきます。
「い~ち、に~ぃ、さ~ん・・・」とゆっくり数えて上がるのもいいですね^^
適度な運動でストレス解消♪
適度な運動は自律神経の働きを整えてくれます。ストレス解消にもなるし食欲も出ます。
でも「適度な運動」って一体どれくらいの運は動なんでしょう?
それはじんわり汗をかく程度の運動です。
朝や夕方の涼しい時間帯に、ラジオ体操やお散歩を取り入れてみては?^^
<夏バテにならないポイント>
これから先、夏バテにならないために親ができることはあるでしょうか?
子供の夏バテ防止には環境・食事・生活習慣の3つのバランスが大事です☆
これをぜーんぶしようとするとパパやママの方がバテちゃうので(笑)、できるところからやってみてくださいね^^
< 環境 >
・冷房で冷やし過ぎない
・外で遊ぶ時は適度に休憩する
・外出時は冷房対策で上着を持っていく
・夜もゆるい冷房か除湿をする
暑さと寒さで体がおかしくならないようにするのがポイントですね!冷やし過ぎない、かといって暑さを我慢しすぎないのがコツです。
よく「エアコンの設定温度は28℃が最適」といいますが、28℃に設定しても結構暑く感じませんか?^^;
実際は25~26℃が快適な温度で、ものすごく暑い日は27℃ぐらいがちょうどいい温度らしいです。
ただし、寝る時は体が冷えるので昼間より高めに設定しましょう。
湿度でもだいぶ違ってくるので、除湿をした場合、同じ温度でもかなり快適に過ごせますよ!
< 食事 >
・冷たいものを食べ過ぎない、飲み過ぎない
・甘いものを摂り過ぎない
・酸っぱいもの、辛いもので食欲増進
・タンパク質、ビタミン、ミネラルを意識してとる
子供に「ジュースやアイスを食べるな~!」とは言えませんよね。私だって食べたいです(笑)
ここは食べ過ぎないように大人がルールを決めてしまいましょう。
「アイスはご飯を食べ終わってから」
「ジュースはコップ1杯まで」
など、食事もきちんととりつつ、上手に甘いもの・冷たいものも楽しみましょう♪
< 生活習慣 >
・早寝早起き
・3食決まった時間に食べる
・寝る前のスマホやパソコンは禁止
・昼は適度に動く(無理のない範囲で)
睡眠は遅くても9時ぐらいまでに眠れるといいですね。
10時~深夜2時の間が「成長ホルモン」が一番分泌される時間帯で、成長ホルモンは体を成長させるだけじゃなくて、疲労回復もしてくれるんですよ。
寝る前のスマホやパソコンは、神経が興奮して目が冴えてしまうのでおすすめできません。
夜更かし・ダラダラ食べ・ゴロゴロ生活は夏バテ街道まっしぐら!ここは軍隊か?ぐらいの規則正しい生活が、暑さにも負けない強いカラダを作ります。
< 夏バテに効く食材とおすすめレシピ >
暑いからって、そうめんやところてんばっかり食べてませんか?
もちろん食べてもOKです!
が、ここからは夏バテに効く食材を紹介していきますので、暑い時期は意識して一緒にとってみてくださいね♪
1.水分補給はどうする?
まずは水分の取り方を解説しますね!
汗をかいたら冷たい飲み物ではなく、常温の飲み物がおすすめです。(あまりおいしくないですけどね)
冷たいものは胃腸の温度が下がるので、消化機能が低下してしまいます。胃腸の働きが悪くなると、下痢や便秘の原因にもなります。
日常の水分補給は水やお茶で充分ですが、汗をかいたらお茶やスポーツドリンク、炎天下で大量に汗をかいたら経口補水液とうまく使い分けましょう。
スポーツドリンクはカロリーが高いので飲み過ぎないようにしてくださいね。
ジュースはたまにならOKですが、砂糖が大量に入っているのでおすすめできません。
汗をたくさんかいたら、水分と塩分を一緒にとるといいですね。
塩おにぎり、漬け物などを軽く食べてもいいでしょう。
2.クエン酸でお腹ペコペコに
柑橘類に多く含まれているクエン酸は食欲を増進させる効果があります。
朝あまり食べられないというお子さんには、朝起きてからキウイ1口、グレープフルーツ1口など摂らせておくのもオススメです。
他には梅干しなどにもクエン酸が含まれていますよ!
3.ビタミン、ミネラルは潤滑油
ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるために必要な栄養素です。ビタミンB2は脂質をエネルギーに変えてくれます。
それが少ないと、体の中に乳酸がたまって疲れがとれません。
ビタミンB1は豚肉・うなぎ・大豆など、ビタミンB2はレバー・乳製品・魚などに多く含まれています。
ミネラルはカルシウム・ナトリウム・鉄など、沢山の種類がありますが、汗とともに体の外へ出て行ってしまいます。
鉄などのミネラル不足で貧血気味になると、体のすみずみまで酸素が運べず疲れがちになります。鉄はレバー・いわし・かつおなどに多く含まれています。
海藻類にはミネラルが豊富です。
4.おやつにはお菓子じゃなくて・・・
アイスやジュースなどのお菓子に含まれている「砂糖」。実は、砂糖は夏バテの大敵なんです。
なぜかというと、砂糖を分解する時にビタミンやミネラルを使ってしまうから。
疲れのもとになる乳酸を追い出してくれるビタミンやミネラルが、どんどん体内からなくなってしまう!
そうなると、疲れは取れないし、せっかく夏バテ解消レシピを食べても意味がありません。
おやつにはヨーグルト・果物・枝豆・とうもろこし・おにぎりなど、お菓子ではなくて食事を補うようなものがおすすめです。
5.夏バテに効く食材ベスト10
夏バテに効きそうな食材が色々ありすぎてわからないという方(主に私です)に、夏バテに効く食材ベスト10をご紹介します。
ズバリ夏バテに効く食材ベスト10はコレです!
- うなぎ
- 豚肉
- レバー
- たまご
- 梅干し
- 薬味類(シソ・ニラ・みょうが・にんにく・しょうが)
- 夏野菜(きゅうり・なす・トマト・ゴーヤ・かぼちゃ)
- ネバネバ食材(納豆・山芋・オクラ)
- 豆類(豆腐・枝豆・落花生)
- かんきつ類(レモン・グレープフルーツ・オレンジ)
こうしてみると、やっぱり夏野菜などの旬のものを食べるのが一番いいですね!
あとは、いかにもスタミナがつきそうなネバネバ系や薬味系、梅干しやかんきつ類など酸味のあるものも夏バテに効果的です。
普段の食事にぜひ取り入れてみてくださいね☆
夏バテに効く!おすすめレシピ
ここからは夏バテに効く人気レシピをご紹介します。
おいしそうなものばかりなので、ぜひ作ってみてください♪
梅ダレ冷しゃぶ
夏バテ知らず♪豚とレタスの梅ダレ冷しゃぶ by ケチャ&ウル
豚と梅の最強コンビ!これは夏バテに効きますよ~!梅が苦手なお子さんの場合は、ポン酢やごまだれで食べてもOK♪
納豆ぶっかけそうめん
やっぱりそうめんは外せませんよね♪納豆と卵で栄養バランスもバッチリ!
夏野菜カレー☆
子供が大好きなカレーなら、食欲がない時も食べられますね♪
香辛料で食欲増進!夏野菜をたっぷり乗せれば色も鮮やかでおいしそ~☆
レモンサワードリンク
「ハマりました!」「いつも飲んでます」のつくれぽ多数!レモンのクエン酸で食欲増進です♪
お子さんは牛乳で割って飲むと、ヨーグルトみたいで飲みやすくなりますよ^^
まとめ
夏バテを乗り切るポイントは
ズバリ「食う・寝る・遊ぶ」です(古くてすみませんw)
バランスの良い食事がとれていて、よく眠れて、適度に体を動かしていれば、きっと夏バテに負けることはありません!
パパやママも夏バテに負けないように、お子さんと一緒に夏バテ対策してくださいね☆
それでは!