ゴーヤ苦っ！！を克服☆子供でも食べられる苦味の取り方と、子供向けの人気レシピ
2022/08/28
ゴーヤの季節になると無性にゴーヤチャンプルが食べたくなりますね。
私の父はゴーヤのグリーンカーテンを作っているので、毎年食べきれないくらいのゴーヤをもらいます。
職場の人やご近所さんに配ってもあまるぐらいなので、なんとか家族総出で食べようとするのですが、子供たちがやはりあの苦味が苦手でなかなか食べてくれません＾＾；
私もゴーヤは嫌いではないですが、たまに「苦っ！」と思うこともあり、できればマイルドな苦味の方が嬉しいです。
そんなわけで、今回は子供でも食べられるゴーヤの苦味の取り方＆レシピをご紹介します。
ゴーヤの苦味の取り方
ゴーヤには苦味成分のモモルデシンとチャランチンという成分が含まれています。
その苦み成分をいかに外に出すかが、苦味をなくすカギになってきます。
その方法をご紹介していきます。
塩
薄切りにしたゴーヤ１本につき、大さじ1/2をなじませて、水分が出るまで10分以上置いてください。（出てきた水分に苦味が凝縮！）
塩水に30分ほど浸ける方法もあります。
砂糖
薄切りにしたゴーヤ1本につき、大さじ1をなじませて、水分が出るまで10分以上置いてください。（出てきた水分に苦味が凝縮！）
塩と砂糖の両方をまぶすやり方もあります。両方混ぜた方が苦味がとれるようです。
茹でる
茹でることで、お湯に苦味成分が溶け出します。ゆでる時間は10～30秒で、サッと湯通しするくらいでOKです。
素揚げ
薄切りにしたゴーヤを油で揚げます。薄くすればするほど苦味を感じにくくなります。
パリパリにしてゴーヤチップスにしてもいいですし、炒め物などに使っても☆揚げてそのまま食べると、多少苦味は残っています。
より苦味をなくすために
■ 厚みを薄く
薄くすればするほどゴーヤの苦味は抜けやすくなりますし、苦味を感じにくくなります。ゴーヤチャンプルや佃煮なら2mmぐらい、サラダの場合はもっと薄くてもOKです。
■ 下処理の時間を長めに
塩につける時間を長くしたり、ゆでる時間を気持ち長めにしたりして、できるだけ苦味成分を出しきりましょう。
■ ゴーヤの苦味をやわらげる食材と一緒に
ゴーヤの苦味をやわらげてくれる食材があります。実験結果でその効果が証明されているものも！その食材はこの後ご紹介します。
■ 苦くないゴーヤを選ぶ
イボが大きい・色が薄い・柔らかめのゴーヤを選ぶと、比較的苦くないといわれています。
あの苦味ってなんなの？
ゴーヤのあの苦味の正体
モモルデシン と チャランチン
とはどういう成分なんでしょうか。
実は、ゴーヤには女性にも嬉しい栄養素がたっぷりで、美肌効果やダイエット効果もあるスーパーフード♪
（※「妊婦がゴーヤを食べると流産しやすい」というウワサがネットで流れていますが、根拠はありませんのでご安心を）
モモルデシンには食欲増進効果・抗酸化作用、チャランチンには糖尿病を予防する効果があります。
苦味を取ると、その分栄養素も少なくなりますが、今回は子供も食べられるぐらいゴーヤの苦味を取ってやろう！という意気込みなので、栄養素のことは一旦置いておきましょう。
ちなみにモモルデシンとチャランチンにはある特徴があります。
■モモルデシンは水に溶ける
苦味成分のモモルデシンは水に溶ける性質があります。なので、モモルデシンを水に溶かしだしてゴーヤの外に出してしまえば苦味が少なくなります。
よく塩もみをしたり、砂糖をまぶしたりして苦味をとる方法がありますが、こうすることによってモモルデシンを水に溶かしだしていたんですね！
■チャランチンは油に溶ける
一方チャランチンは油に溶ける性質があるので、油に溶かし出せば苦味が少なくなります。
素揚げをしたり、油で炒めたりすると苦味がやわらぎます。
ゴーヤの白い部分は苦くないらしい
「ゴーヤの白いワタは苦いから、よ～く取らないといけない」と思っていませんか？
私は3○年間、白いワタの部分は苦いと思っていましたが、どうやら違うらしいというウワサを耳にしました。
そんなこと知ったら、ワタをちょっと食べてみたくなりました（笑）
近所のスーパーで季節外れのちょっと高めのゴーヤを買って、ワタの部分をおそるおそる食べてみました。
すると・・・に、苦くない！！
今まで必死にスプーンでこそぎ落としていたのはなんだったのでしょう！
これからはこそぎ落としから開放されます。
下準備する時も、ワタを気にしすぎる必要もありませんね。
げっ！揉んだら逆効果！？
ゴーヤの苦味をとるのに代表的なやり方が「塩もみ」ですね。
でも、私はいつも塩もみしていたのですが、全然苦味がとれなかったのです。
実は、塩もみすると逆に苦味が出てしまうそうなんです！
苦味を消そうと必死にもみ過ぎていたのが、どうやら逆効果だったようで＾＾；全体に塩をなじませるくらいがベストです。
ゴーヤの苦味をとる食材たち
ゴーヤと一緒に調理することで、ゴーヤの苦味をやわらげてくれる食材があります。
うまみ成分や油分がポイントです。
★豚肉
豚肉に含まれているうまみ成分（イノシン酸）がゴーヤの苦味を抑え、旨味を引き出してくれます。
★かつお節
かつお節にもうまみ成分（イノシン酸）が含まれていて、ゴーヤの苦味を抑えてくれます。「かつお節がゴーヤの苦味を抑える」という研究報告がされているくらいです。苦味が気になる方はたっぷりどうぞ。
★マヨネーズ
ゴーヤと相性のいいマヨネーズ。油が入っているので、苦味成分チャランチンの苦味もマイルドに。
★ごま油
油で調理することによってゴーヤの苦味が抑えられます。ごま油は風味もあるので、炒め物などにオススメです。
他にも豆腐などのタンパク質も、ゴーヤの苦味をやわらげるとも言われています。
ゴーヤチャンプルは豚肉・かつお節・豆腐を使うので、とても理にかなった調理法ですね！
子供でも食べられるゴーヤレシピ
ここからは子供でも食べられるゴーヤレシピをご紹介します。
ぜひ色々試してみてくださいね☆
ゴーヤのワタの唐揚げ
見てください！ゴーヤのワタの唐揚げです！ワタが食べられるなんて初めて知りました。
外はカリッ！中はフワッ♡として、つくれぽでも大好評♪
子供もOK！苦くないゴーヤチャンプル
やっぱりゴーヤといえばゴーヤチャンプルですよね！
我が家でゴーヤチャンプルを作るときは、いつもこのレシピです。
【農家のレシピ】ゴーヤの佃煮
私の一番のおすすめはゴーヤの佃煮です。佃煮にするとほとんど苦みを感じません。甘みもあるので子供も大好きな味です。
ゴーヤのツナサラダ
ゴーヤはマヨネーズとも相性がいいですからね♪ツナのうまみで子供も食べやすくなります。
黄色のゴーヤ★完熟★
家庭菜園でゴーヤを作っているご家庭なら、黄色く完熟したゴーヤを使うと、苦味がかなり抑えられます！
大人だけなら多少の苦味はいいのですが、子供も一緒にとなると苦味が取れたほうがいいですもんね！
こうしたら苦味が取れたー！などの情報がありましたら、ぜひ教えて下さい♪
今年はワタの唐揚げにチャレンジしてみたいと思います＾＾
それではまた☆