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七夕の由来を子供向けに超わかりやすく解説【七夕総まとめ】

      2016/11/27

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Print笹の葉さらさら~♪のきばに揺れる~♫

どうも☆七夕になると、本気100%で願い事を書いているわっちです。

 

七夕は1年に1回だけ織姫と彦星が出会えるといわれる、ロマンチックな行事ですね。

今回は意外と知らない七夕の謎を解明しますよ~!

  1. 織姫と彦星の物語
  2. どうして七夕(たなばた)っていうの?
  3. なんで笹の葉なの?
  4. 短冊に願い事を書くのはどうして?
  5. 七夕飾りに意味はあるの?

この七夕5大ギモンについてお子さんでもでもわかるように解説してみたいと思います。

七夕会の司会をする幼稚園や保育園の先生、子供会の役員の方、そしてご家庭でも七夕飾りを作ったり、短冊に願いごとを書きながら、ぜひ子供たちにお話ししてあげてくださいね^^

最後に子供向けの超かんたん解説を載せていますので、とりあえずそこだけ読みたい方はこちらからどうぞ!

 


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「織姫と彦星の物語」

夜空を見上げると、天の川を挟んで輝く2つの星。昔々、そこからロマンチックな物語が生まれました・・・

それが「織姫と彦星の物語」です。

 

【登場人物】

織姫(織女)・・・琴座の主星ベガ

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彦星(牽牛)
・・・わし座の主星アルタイル

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天の神様
・・・織姫の父

 

「むかしむかし 天の川の近くに天の神様がいました。天の神様には織姫(おりひめ)という自慢の娘がいました。

織姫は、はたを織り服を作るのがとても上手で、神様の服をたくさん作っては、みんなに喜ばれていました。しかし、働き者の織姫は、みんなの服を作るのに一生懸命で、自分のことはお構いなし。

天の神様は、年頃になってもずっと服ばかり作っている織姫を見て、「いつまでも人の服ばかり作っていてはかわいそうじゃ。そうじゃ!織姫にぴったりのお婿さんを探してあげよう」と考え、天の川の周りを探していました。

 

すると、牛の世話をしている1人の若者に出会いました。名前は彦星(ひこぼし)といい、休む間もなく牛にエサをあげたり、畑を耕したり、とても真面目な働き者でした。天の神様は「おぉ!この彦星なら織姫にぴったりじゃ!働き者同士、幸せに暮らせるに違いない。」と、彦星を気に入り、織姫と結婚させることにしました。

織姫に彦星を会わせると、2人ともひと目見るなり気に入りました。

すぐに結婚し、幸せに暮らしていたのですが、織姫と彦星はあまりに仲が良く、2人で遊んでばかりで全然働かなくなってしまいました。

織姫は服を作らなくなってしまったので、みんなの服はボロボロになり、彦星は牛の世話をしなくなってしまったので、牛たちは痩せこけ病気になってしまいました。

それを見た天の神様は怒って、2人を天の川の両側に別れさせてしまいました。

 

大好きな彦星と離ればなれになった織姫は悲しみ、ずっと泣いてばかりいました。彦星も大好きな織姫と会えない悲しみで、ずっと家に閉じこもってしまいました。

「あまりにひどいことをしてしまったかのぉ~」とかわいそうに思った天の神様は、頑張って働いたら1年に1回だけ、7月7日に2人が会えるようにしました。会えるようになった織姫と彦星はとても喜び、また真面目に働くようになりましたとさ。

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やはり恋愛に免疫がないと、のめり込んで周りが見えなくなってしまうのでしょうか。

・・・あ、そういうことじゃない??

失礼しました。

  • お勉強やお仕事をしないで遊んでばかりいると良くないことが起こる
  • 自分のやるべきこと(役割)をしないとみんなが困る
  • 頑張ればいいことがある

ロマンチックな遠距離恋愛のお話だと思っていたのですが、こういった教訓が含まれているお話だったんですね。

 

お子さんには
「ちゃんと学校や幼稚園・保育園に行くこと」
「お勉強や習い事をがんばること」

「お手伝いをすること」
などを嫌がらずにするんだよ~と教えてあげましょう☆

 

「どうして七夕(たなばた)っていうの?」

なんで七夕で「たなばた」っていうの?
中国の行事と日本の行事がミックスされて七夕(たなばた)と呼ばれるようになったのじゃ

 

元々、7月7日の夕方のことを「七夕」と書いて「しちせき」と読んでいました。

それがなぜ「たなばた」と呼ばれるようになったのかというと

①中国からきた織姫・彦星の物語
+
乞巧奠(きこうでん・きっこうでん)というお祭り
+
棚機つ女(たなばたつめ)という行事

元々は別の3つの行事(物語)がミックスされて、今の七夕へと変化していったのです・・・

↓↓

実はこの3つは、すべて旧暦7月7日頃に関係していた。

↓↓

つまり七夕

↓↓

七夕(しちせき)と書いて、棚機つ女(たなばたつめ)からの当て字で「たなばた」と呼ばれるようになった。

 

なるほど。全部ひっくるめて七夕になったんじゃな。普通、七夕と書いて「たなばた」とは読めないからのぉ~

 

七夕の元になった3つの行事(物語)

では、今の七夕の元になった3つの行事(物語)とはどんなものだったのでしょうか?

 

1.織姫と彦星の物語

先ほどご紹介した物語ですね。

中国で1世紀頃に誕生したと言われています。

引き裂かれた織姫と彦星が、1年に1回だけ、7月7日の夜に会うことができるというお話でした。

 

2.乞巧奠(きこうでん・きっこうでん)

kikouden出典:ワーク・アウト BARONの戯言!!(平安時代の乞巧奠飾りを再現)

織姫と彦星の物語から発展した、織姫にあやかり女の子の裁縫が上手になるように祈る中国のお祭りで、7月7日に行われていました。

日本には奈良時代に伝わり、裁縫の上達を願う宮中行事として貴族の間で行われていました。

江戸時代になると、裁縫だけじゃなく書道や芸事の上達を願う行事として、広く庶民に広がっていきました。

 

3.棚機つ女(たなばたつめ)

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出典:医食同源ドットコム

昔、選ばれた乙女がその年の豊作を願って着物を織り、神様にお供えするという行事が行われていました。

その着物は、水辺などの清らかな場所にある機屋(はたや)で、神様のためにと心をこめて織られていました。

この着物を織る乙女のことを「棚機つ女(たなばたつめ)」と呼んでいました。

この行事は、仏教が伝わると、お盆を迎える準備として7月7日に行われるようになったのです。

 

ちなみに棚機の意味はいくつか説がありますが

棚(たな)・・・借家の意味があり、織物をするときにだけこもる神聖な場所
機(はた)・・・着物を織る道具

という意味があるようです。

 

ほほ~!裁縫や機織りが共通しているようじゃな。3つの行事をミックスするなんて、さすが日本人じゃのぉ~。

 

日本には五節句という節句があります。

江戸時代には七夕は五節句のひとつとして定められ、庶民にも広まっていったのです。

 人日(じんじつ)  1月7日 … 七草の節句
 上巳(じょうし)  3月3日 … 桃の節句
 端午(たんご)  5月5日 … 菖蒲の節句
 七夕(たなばた)  7月7日 … 笹の節句
 重陽(ちょうよう)  9月9日 … 菊の節句

 


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「なんで笹の葉なの?」

なんで七夕には笹の葉なの?
笹はまっすぐグングン伸びる植物で、願い事が天まで届くと考えられていたからじゃ

 

昔から、笹や竹は天に向かってまっすぐ伸びる神聖な植物で、魔除けと考えられていました。風にそよいでサラサラと立てる音に神様や精霊が宿る と言われていたのです。

乞巧奠(きこうでん)が日本に伝わり宮中行事として行われていた頃、裁縫の上達を祈り、祭壇にお供え物をしていたのですが、その祭壇のそばに織姫と彦星へのお供え物の目印として笹の葉を飾るようになったのだそう。

笹に五色の糸を掛けたのが七夕飾りの始まりと言われています。

のちに、お供え物はお飾りに変化して笹に飾られるようになったそうです。

 

「短冊に願い事を書くのはどうして?」

どうして七夕の時に短冊に願い事を書くの?
昔の子供たちが「字や裁縫が上手になりますように」と書いていたのが短冊なんじゃよ

 

笹に五色の糸を掛けていたのが七夕飾りの始まりでしたが、のちに五色の糸はへと変わっていきました。江戸時代になり七夕が庶民に広まると、高価な布は手に入りにくいため、布ではなく紙の短冊が使われるようになりました。

平安時代では、サトイモの葉にたまった夜露で墨を溶かし、梶の葉に和歌を書いて願い事をしていましたが、それが紙の短冊に、習い事の上達など様々な願い事を書くようになっていったのです。

 

五色(ごしき)の短冊の意味

童謡「たなばたさま」の歌詞に「五色(ごしき)の短冊~♪」という一節があります。子供の頃から意味もわからず歌っていましたが、実はこのような意味がありました。

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五色とは 、白、 の5色です。

ゴレンジャーのようじゃな

中国の「陰陽五行説」からきているのですが、5つの色は自然界を表していて、それぞれに意味があります。

  = 人間力を高める
  = 火 両親や先祖に感謝する
  = 土 人間関係を大切にする
 白 = 金 義務や決まりを守る
  = 水 学業の向上

祝い事に黒はふさわしくないとして、次第に飾りには使われなくなり、代わりに高貴な色であるが使われるようになりました。

ちなみに願い事を書くときには、意味の近い色を選ぶといいそうですよ☆

お金持ちになりたい時は・・・どれだ?(笑)

 

「七夕飾りの意味は?」

七夕飾りっていろんな形があるけど、意味はあるの?
うむ。ただの飾りじゃない。それぞれに意味があるんじゃ!

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出典:日本の武将「七夕飾りの種類と意味」

短冊や網飾りなんかは小学校で作った記憶がありますが、七夕飾りにはいろんな種類があるんですね!

子供と一緒に作ると楽しそう☆よーし!巾着いっぱい作るぞぉ~!!(笑)

 

他にも、折り紙で「織姫と彦星」や「ちょうちん」などの七夕飾りを作りたい方は、ぜひこちらを参考に!

おりがみくらぶ
origamikurabu
折り紙といえばこちらのサイトですね♪七夕飾りが32種類も紹介されています。

 

子供向け【七夕総まとめ】

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これだけ説明しても、もっと子供向けに簡単に説明して欲しいという者がおるのか。

しょうがないのぉ~超わかりやすく説明するぞぃ!七夕総まとめじゃ!

 

おりひめとひこぼしの物語

天の川の近くに住む天の神様には、服を作るのがとても上手な「おりひめ」という娘がいました。

ある時、牛の世話をしている働き者の「ひこぼし」と出会い、結婚することになりました。

2人はとっても仲良しで、結婚してからはいつも遊んでばかりで、服も作らず、牛の世話もしなくなってしまいました。

すると天の神様はカンカンに怒って、2人を天の川の両岸に離れさせて会えないようにしてしまったのです。

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おりひめもひこぼしも、会えなくなってしまったので、悲しくて悲しくていつも泣いてばかりいました。

天の神様はかわいそうになり「今までのように一生懸命服を作り、牛の世話をするのなら、1年に1回、7月7日の夜だけ会わせてあげよう」と言いました。

おりひめとひこぼしは服作りと牛の世話をがんばり、7月7日に会えるようになったので、とても喜んだのでした。

(雨が降っても大丈夫。カササギっていう鳥さんが天の川に橋をかけてくれるから、お空の上で会っているよ☆)

 

どうして七夕(たなばた)っていうの?

むかしむかし中国という国では、おりひめとひこぼしがお空で会える7月7日に、「服作りが上手になりますように」とお祈りする女の子の行事がありました。

日本では、7月7日に神様の服を作る「たなばたつめ」と呼ばれる女の子がいました。

そこから、中国と日本の行事が一緒になって、7月7日のことを七夕(たなばた)と言うようになったんだよ。

 

なんで笹の葉なの?

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笹は天に向かって真っ直ぐ伸びるし、とても強くて元気だから、昔の人は笹は特別なものだと考えていました。

そして笹の葉は、風が吹くとサラサラサラ~と音を立てるよね?

昔から、その音は神様を呼ぶ音と言われていたんだよ。

だから、願い事が神様に届いて叶えられるようにと、短冊を笹の葉に飾るようになりました。

 

短冊に願い事を書くのはどうして?

IMG_7912↑カジの葉

昔は、サトイモの葉っぱに溜まったお水で墨を溶かして、カジの葉っぱに願い事を書いていました。

でも、サトイモやカジの葉っぱを探して書くのは大変だよね?

だから、だんだんと葉っぱではなくて、紙でできた短冊に書くようになっていったんだよ。

 

七夕飾りに意味はあるの?

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七夕をするようになった頃は、字や裁縫が上手になるようにお祈りしていたんだけど、みんなにはそれだけじゃなくて、きっといろんなお願いごとがあるよね。

だから「字や裁縫が上手になるように」だけじゃなくて、願い事に合わせた飾りを作って、笹に飾るようになっていったんだ。

例えば、家族が元気で長生きして欲しいと思う人は「千羽鶴」、お金持ちになりたい人は「きんちゃく」とか、たくさんの種類があるんだよ。

 

 

kamisama

どうじゃったかな?

七夕のお話と意味はわかったかな?

子供だけじゃなくて、大人も織姫と彦星のように遊んでばかりいるとエライ目にあうぞぉ~!!

フォッフォッフォッ・・・

というわけで、わしゃお昼寝してくる!それじゃ!

 


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