節分・豆まきの由来とは?子供向けに簡単に解説!
2019/01/11
冬の行事では、クリスマスやバレンタインの影に隠れてちょっと地味な印象だった節分。
でも最近では、節分の時期になるとスーパーやコンビニで恵方巻きを見かけるようになり、節分も盛り上がっていますね。
子供たちは、キャーキャー言いながら豆を投げるのが楽しくて仕方ない様子。
しかし、子供に「節分ってなに?」「なんで豆食べるの?」と聞かれても全く答えられる自信が・・・。
上の子ももうすぐ4歳になるので「なんで?なんで?」の質問攻撃が始まる前に、節分の知識を身に付けておこうと思い、色々と調べてみました。
すると驚きの連続!
節分は奥が深い行事だったのです。
ぜひ、パパやママも節分の意味を知っておきましょう。
子供向けのワンポイント解説付きです!
▼関連記事:豆まきはいつするの?鬼はいつやってくる?縁起のいいやり方もご紹介♪
節分ってなぁに?
節分は「2月3日」というイメージですが、実は節分は1年に4回あります。
「節分」とは読んで字のごとく「季節を分ける」という意味です。
それぞれ春夏秋冬(立春・立夏・立秋・立冬)の前日が節分とされていました。
次第に、1年の節目の2月3日だけが「節分」と言われるようになったのです。
・立春(2月4日)←1年の始まり
・立夏(5月5日)
・立秋(8月7日)
・立冬(11月7日)
それぞれの前日(2月3日・5月4日・8月6日・11月6日)が節分です。
※日付は2017年(平成29年)のものです。
立春が1年の始まりとすれば、2月3日は大みそかにあたります。
平安時代、大みそかに「追儺(ついな)」と呼ばれる、厄や災難を追いはらう行事が行われていました。
それが室町時代以降には豆をまいて鬼を追い出す行事として庶民にも広まっていったのです。
鬼ってなぁに?
鬼の由来
子供たちが泣いて怖がる「鬼」って何なのでしょう?
妖怪?はたまた動物?
鬼の由来はいくつかありますが、主なものはこの2つです。
・災害・病気などの恐ろしい出来事を起こす陰(おん)が変化した。
・隠れて姿を現さないという意味の隠人(おんにん)が変化した。
昔から、恐ろしい出来事は鬼のしわざだと考えられていたのです。
鬼のパンツはなぜトラ柄なの?
鬼のパンツはなぜトラ柄なのでしょうか?
鬼は「鬼門(きもん)」と呼ばれる北東からやってきます。
北東のことを丑寅(うしとら)というので、トラの皮でできた服やパンツをはいているのです。
白い顔の人は誰?
では、顔の白い福の神とは誰でしょう?
おかめ納豆の人?オタフクソースの人??
実は、「おかめ」と「お多福」は同じ意味です。
昔は太った福々しい顔の女性が魔除けになると考えられていました。
節分の時の「福の神」がどんな神様なのか決まっているわけではないのですが、福のシンボルとして白い顔のお多福さんが使われているようです。
どうして豆を投げるの?
豆の意味とは?
「ふ~ん。でも何で鬼に豆を投げるの?」と気づいたお子ちゃまは賢い!
どうして豆を投げるのでしょうか?
・昔から穀物や果物には邪気(悪いものを)追いはらう力があり、福を呼びこむと考えられていた。
・「魔の目(魔目=まめ)」に豆を投げつけて「魔を滅する(魔滅=まめ)」と言われていた。
ちなみに、豆まきに使う豆は炒った豆を使いましょう。
生の豆から芽が出てくると縁起が悪いと言われています。
歳の数だけ豆を食べるのは間違い!・・・だと!?
よく歳の数だけ豆を食べると健康でいられると言われますが、実は、歳の数だけ豆を食べるというのは間違いです。
私も3○年間、間違って食べておりました・・・_| ̄|○
本当は「年齢+1」の数だけ豆を食べるのが正解です。
昔は数え歳で食べていたものが、満の歳に間違われるようになったようですね。
恵方巻きを解説
恵方巻きの意味
今では、節分になるとあちこちで恵方巻きを見かけますが、その由来はいったい何なのでしょうか?
それはズバリ!
起源は関西の花街。その後、コンビニの戦略に乗って流行った。
ざっくり言うとこんな感じです。(ざっくりしすぎですね 笑)
しかも、本来の起源には子供に言えないような秘密もあるとか・・・それはここでは書けない内容でした(*ノωノ)
関西方面で節分に海苔巻きを食べていたという慣習が、コンビニで売り出され紹介されたことによって、全国に広まっていったということですね。
その年の恵方を向きながら、一言もしゃべらずモクモクと海苔巻きを食べきると幸せが訪れると言われています。
最近よく見かけるスイーツ恵方巻きなど、筒状のものが恵方巻きとして売られていますね!
恵方ってなに?
恵方(えほう)といいますが、恵方ってなんなのでしょうか?
恵方とは「その年の福徳を司る歳徳神(としとくじん)がいる方角」のことです。
この神様は毎年いる方角が違うのです。だから毎年、西南西だ!とか南南東だ!とか言っているわけなのですね。
ちなみに2019年(平成31年)の恵方は東北東です。恵方は毎年占いなどで決めるわけではなくて、十干という暦に基いて、すでに決まっています。
恵方と言われる方角は、実はこの4つしかありません。
東北東・西南西・南南東・北北西
どの方角も難しい角度ですね!
節分の子供向け解説 まとめ
子供に「節分ってなに?」と聞かれた時の、子供向け解説をまとめました。
かなり簡単に解説していますので、お子さんのレベルに合わせて編集してみてください^^
昔は2月4日が元旦で、2月3日が大みそかでした。
来年もいい年になるようにと、みんなで2月3日に鬼に豆を投げて、悪いものを追いはらっていました。
鬼は悪いことを起こす恐~い魔物で、白い顔の人は幸せを運んでくれる神様です。
鬼は豆が嫌いだから豆を投げるとやっつけることができます。
鬼が来たら、目をめがけて「鬼は~外!福は~内!」と言いながら投げましょう。
鬼をやっつけたら、自分の歳より1つ多い数だけ豆を食べると、元気でいられると言われています。
恵方巻きという海苔巻きを1本食べると幸せになるとも言われています。
これで、今年も1年、楽しく元気で過ごせますよ!
いいことがたくさん来るように鬼をやっつけようね!
いかがでしたか?
子供向けに・・・と節分について調べましたが、意外と知らないことだらけで自分が勉強になりました^^
これで子供の「なんで?なんで?」攻撃もバッチリですね!
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それでは今年も楽しい節分をお過ごしください♪