子育てのギモン・悩み解決サイト〜Sokka!そっか!〜

子育てに役立つ情報をご紹介しています。子育てに関する費用、貯蓄法、子どもの病気・ケガ、家事のコツ、イベントの楽しみ方など、子育てを楽しくするヒントが満載。

*

【お月見】2017年はいつ?2回しないと縁起が悪い!?

      2017/04/29

※当サイトはアフィリエイト広告を利用しています

otsukimi_s

きれいな秋の月を鑑賞する行事、十五夜。

十五夜の十五ってどういう意味か知っていますか?

 

「15日なわけじゃないのに、なんで十五夜って言うんだろう…」

と思ったことありませんか?

 

お月見って十五夜だけじゃないって知っていましたか?

実は、2回しないと縁起が悪いと言われていて、3回するとさらに縁起がいいと言われているんですよ!

 

今回はその理由を全てお教えします!

 

誰でも知っている有名な行事には、あまり知られていない事がいっぱいありました。

ぜひ、お子さんにもお話ししてみましょう^^

 


スポンサーリンク


お月見の日にちってなんで毎年変わるの?2017年はいつ?旧暦について知ろう!

tsuki_usagi

お月見の日にちが毎年変わるのは知っていますか?

その理由はなんでしょうか^^

 

簡単に言うと、お月見の日にちは旧暦によって決まるからなんです。

 

それじゃ、旧暦って一体なんでしょうか?

旧暦とは月の満ち欠けをもとに1ヶ月を数えて作られているカレンダーです。

わたしたちが普段使っているカレンダーは新暦(太陽暦)といって、地球が太陽の周りを一周するのを基準に作られています。

旧暦と新暦の違いは・・・

 

< 旧暦 >

  • 月の満ち欠けで1ヶ月を数える
  • 1ヶ月は平均29.5日
  • 1年間は354日

太陽暦はご存知365日なので、旧暦は11日も少ないことになります。11日も違うとだんだんと季節がずれていってしまいます。

なので、そのズレがひと月分になったら、それを調整するために「うるう月」を設けて調整します。

うるう月は平均で19年に7回くらいやってきます。

 

< 新暦(太陽暦)>

  • 地球が太陽の周りを一周するのを1年と数える
  • 1年間は平均365.24日

4年に一度、1日のズレがやってくるので、366日の「うるう年」を設けて調整します。

 

新暦と旧暦の違い、分かりましたか?^^

旧暦は新暦よりズレがたくさんあるので、旧暦の日にちを新暦にあてて考えると毎年変わってくるんですね!

お月見は旧暦の8月15日に行う行事なので、「新暦でいつか?」と考えると毎年日にちが変わってくるのはこのためです。

 

月は満ち欠けを繰り返していますが、新月から満月になるまでは約15日かかるそうです。

そこから満月のことを十五夜というようになりました。

旧暦の8月15日にあたる満月の日は、空が澄んで月が明るくきれいに見えるという事で、十五夜と言えばこの旧暦の8月15日のことを指すようになったみたいです。

では、2017年のお月見=十五夜=旧暦の8月15日はいつでしょうか?

 

答えは、10月4日です。

ちなみに
2018年は9月24日ですよ。

 

季節の行事では、お月見をはじめとして旧暦で行う行事もまだまだ残っています。

特に、月基準の行事であるお月見は旧暦で行わないといけないので、新暦に移ることはありません。

 

毎年、

「今年のお月見はいつかな~」

「今年の旧暦の8月15日はいつかな~」

と旧暦の話を思い出しながらチェックしてみてくださいね。


スポンサーリンク


 

お月見は2回しないと縁起が悪い!?2回どころか3回目もあります!

tsukimi_jugoya_usagi

お月見って旧暦8月15日の十五夜だけじゃないって知っていましたか?

 

十五夜の発祥は中国で、ものすごい昔から行われていた歴史の古い行事になります。

1400年前にはあったようです。

 

中国から日本に伝わったのは中国で始まった約100~150年後と言われています。

中国から伝わったばかりのころは、貴族の人たちだけの行事でした。

 

江戸時代になると庶民の間でも十五夜が定着していきます。

 

江戸時代の日本は、今よりも農家の人口がずっと多くて、ほとんどが農家だったと思ってもいいくらいの時代です。

そういう時代に、十五夜の時期がちょうど農業の収穫時期ということもあって、豊作を月にお願いする行事としてお月見は全国に広がっていきました。

 

ただ月を見るという目的だけじゃなくて、豊作を願うという大切な意味があったんですね^^

 

そして十五夜が広まったのと同時に、十五夜の1か月後にもお月見をする習慣が広がりました。

これは中国から伝わった習慣ではなく、日本独自のものです。

 

この十五夜の1ヶ月後のお月見のことを「十三夜」といいます。

旧暦9月13日なので十三夜ですね。(※2017年は11月1日です。)

十三夜の時期もまだ農業の収穫時期であったため、十三夜のお月見も十五夜と同じく豊作を月にお願いするという意味がありました。

 

そして、十五夜でお月さまに豊作をお願いして、十三夜はしないことを「片見月」といい縁起の悪いことだとされました。

収穫時期の満月のお月さまを神様のように大切にしていたんですね。

 

十三夜の1ヶ月後には収穫が終わっています。

十三夜の次の月もお月見する習慣が一部で広がりました。

旧暦10月10日なので「十日夜(とおかんや)」といいます。(※現在は新暦の11月10日と決まっているので、2017年も11月10日です。)

 

十五夜と十三夜が豊作をお願いしてお月見をしているのに対して、十日夜は豊作に感謝する意味がありました。

そして、十五夜と十三夜と十日夜の三つの月を見ることを「三月見」といい、三月見ができた年は縁起がいいとされたそうです。

 

農作物が不作の年は、豊作に感謝する目的の十日夜のお月見ができません。

 

なので、豊作をお願いする時にきれいな月が見れて、豊作に恵まれて十日夜が迎えられた年は、すごく縁起がいい年だったんでしょうね。

 

まとめ

お月見のことをなんで十五夜と言うのか、なんで毎年日にちが違うのかという理由は、昔から使われてきた旧暦に答えがありましたね。

そして、日本のお月見は十五夜だけじゃなかったということも分かりました。

 

今年は十五夜だけでなく、三回お月見をしてみてはいかがでしょうか。

ぜひお子さんとキレイな月を見上げてみてくださいね!


スポンサーリンク


 - イベント・年中行事, 年中行事