お宮参りの赤ちゃんの服装は着物?ドレス?普段着じゃダメ?
2019/11/17
お宮参りは生後1ヶ月頃に行う行事で、赤ちゃんやママにとっても、生まれてから初めての本格的な外出になることも多いですね♪
恥ずかしながら、上の子の時は「お宮参りって、赤ちゃんを抱っこして、着物みたいなものを上からかけてるやつ・・・だよね?」ぐらいの認識でして^^;
何を着せたらいいのかもわからないし、父や母に聞いても「昔のことやっけん忘れた!」と言われたので、ネットで調べまくりました(笑)
まぁ~そうですよね!一生に一回しかやらない行事だし、赤ちゃんが生まれるまでは全然意識してないですからね。
今回は、新米パパ・ママも気になる、お宮参りの赤ちゃんの服装について解説していきたいと思います。
お宮参りの赤ちゃんの服装ってどんな感じ?
お宮参りの赤ちゃんの服装といっても色んなパターンがあります。
- 白羽二重 + 掛着
- ベビードレス + 掛着
- ベビードレス + ケープ
- ベビー服 + ケープ
正装は白羽二重+掛着といわれていますが、最近はベビードレス+掛着だったり、「どうせ上から掛着を着せるので中はロンパースにしよう!」というパパ・ママも多いですね。
赤ちゃんに着せる着物はどんなもの?
正式な服装は、妻側の実家から贈られた祝着(着物)になります。ただ最近は、そういった風習にこだわらないところも多いです。
まず、正装がどんな感じのものなのかご紹介しますね!
・男の子の場合
白羽二重(内着)+のし目模様の紋付きの掛着が正装といわれています。
※これは紋がついていないタイプです。
のし目模様とは、小袖の模様配置のひとつで、袖の下と帯のあたりに横に模様を入れたもので、お宮参りの祝い着によく用いられるデザインだそうです。
参考:きもの用語大全より
かぶとの他にも、鷹や松の模様が入っているものも多いですね!
・女の子の場合
白羽二重(内着)+ 友禅模様などの掛着が正装といわれています。
友禅模様とは、曲線を描いて風景や草木、花鳥、器物などを絵のように表した模様のことだそうです。
参考:きもの用語大全より
花や鞠、扇などの華やかな模様があしらわれていますね。
・白羽二重とは
内着として着られる「白羽二重」とは、タテ糸・ヨコ糸共にヨリをかけず平織りした白絹生地を指します。肌触りが良く、光沢があります。
参考:手縫いお仕立て真和
掛着の下には、白羽二重を着るのが正装なのですが、まだ生まれて1ヶ月の赤ちゃん。
実際は着せるのも大変だし、夏は暑くて冬は寒いので、必ずしも白羽二重を着せる必要はありません。赤ちゃんの体調や着心地の良さを一番に考えてあげてくださいね^^
・よだれかけ&帽子
よだれかけと帽子をつけてもいいですね♪2,000円ぐらいで購入できますし、掛着をレンタルする場合はセットでついてくることもあります。
神社へ行くときは、暑くないか・苦しそうじゃないかなど、こちらも赤ちゃんの着心地を考えてつけてあげてくださいね^^
着物の下は何を着る?
白羽二重を着せない場合、じゃあ掛着(着物)の下には何を着たらいいんでしょう?
掛着を掛けるのは神社にお参りする時だけでいいので、移動する間、赤ちゃんが快適に過ごせるような服装が一番かなと思います。
ベビードレス
ちなみに、我が家の場合はベビードレスを着せました。ベビードレスを着せるという人は多いですよ!
実際は伯母さんからおさがりをもらったので、購入はしませんでした。
セットで付いていた帽子を一応かぶせてはみたものの、イヤイヤと頭を横に振るたびにズレたので、結局外しちゃったのを覚えています^^
男の子でフリフリに抵抗があるなら、タキシード風のドレスもいいかもしれません♪
赤ちゃんの洋服って、なんでこんなにかわいいんでしょうかね~♡
カバーオール(ロンパース)
お宮参り用に、ベビードレスではなくて、ちょっとフォーマルなカバーオールを着せるという人もいます。
ちょっと大きめサイズを買えば、お食い初めや初節句などにも使えるのが一番いい点かもしれません。
一見着せるのが大変そうですが、簡単にボタンでとめられるので、赤ちゃんにも負担がかからず着せやすいですよ!
この「いっちょまえ感」がかわいい~♡^^
ドレス&ケープでもいい?
「ベビードレスやカバーオールを着せた場合、掛着ではなくてケープでも大丈夫?」
もちろん大丈夫です!いつもよりちょっと上品なケープなら、ベビードレスにもピッタリで写真映えしますよ♪
レンタルを活用!
娘たちは2人とも、写真は後日フォトスタジオで撮影したので(3ヶ月ぐらいの時に)、神社へ行くときはレンタルの掛着をネットで注文しました。
めったに着る機会のない着物ですし、保管も大変なので、レンタルで済ませる人も多いですね。
とか
こんな感じで、色んなレンタルショップがあるので、きっとお気に入りがみつかると思いますよ!
値段は着物によって違ってきますが、2泊3日や3泊4日で大体4,000円台からあります。
他にもフォトスタジオで撮影する予定なら、衣装の無料レンタルサービスをしているところも結構あるので、利用してもいいですね♪
普段着でもいいの?
最近は、お宮参りもしきたりにこだわらず、それぞれの家族らしく楽しむところも増えてきました。
実際に、神社で若いパパ・ママと赤ちゃんが普段着でお参りしているのを見て微笑ましかったですし、子供の健やかな成長を願う気持ちがあればいいよね~と感じました^^
特に、夏の暑い時期や冬の寒い時期は、赤ちゃんとママに負担がかからないようにしてあげるのが一番です。無理をせず、赤ちゃんやママが快適に過ごせるような服装で出掛けてくださいね。
「記念に写真を残したい」とか「お祓いを受けるから服装もちゃんとしたい」と気になるパパ・ママは、掛着だけレンタルして、あとは普段着でもいいと思いますよ!
夏・冬の暑さ&寒さ対策
夏や冬は、赤ちゃんにとってもお参りするのは大変なので、その時期にあった対策をしてあげるといいですね。夏と冬、それぞれの対策をご紹介しましょう。
夏の場合
赤ちゃんは汗っかきで脱水症状を起こしやすいので、真夏の場合は時期をずらしてお参りする人もいます。着せ過ぎに注意して、なるべく熱がこもらないようにしてあげましょう。
<夏の対策>
- 掛着は神社で祝詞をあげてもらう時だけにする
- 帽子やよだれかけはつけない
- セレモニードレスを活用する
- 冷房対策も忘れずに
退院の時に着たセレモニードレスをお宮参りで着るのもいいですよね!ドレスの下は短肌着にすれば、赤ちゃんにも負担がかかりません。
室内や移動中では冷房が効いていることもあるので、おくるみやブランケットも忘れずに持参しましょう。
冬の場合
生後の1ヶ月の赤ちゃんには厳しい冬の寒さ。神社でお祓いを受ける時は寒いですよ!見た目よりも防寒を意識して。
<冬の対策>
- 肌着を重ね着する
- 手袋・靴下・レッグウォーマーで防寒
- 暖かい普段着にする(足先まで隠れるツーウェイオールなど)
- 汗のチェック
冬のお宮参りは、おくるみなどでくるまれていることも多いので、中は見えない!と割りきって、暖かいフリースやボア素材のツーウェイオールを着せてもいいかもしれませんね。
ただ、室内で暖房が効いていたり、ミルクを飲んで暑くなると、冬でも赤ちゃんは汗をかきます。汗をかいて冷えると風邪をひく原因になるので、こまめに汗をかいていないかチェックして、濡れていたら肌着を着替えさせてくださいね!
恥ずかしながら我が家のお宮参り写真公開
じゃーん!!これが我が家のお宮参りの時の写真です。
※左の女の子は姪っ子です。掛着がズレぎみなのはご愛嬌ということで。
2月下旬だったので、祝詞をあげてもらっている間はとーっても寒かったです!しかも始まってすぐに娘がグズり始めたので、おっぱいをあげながらお祓いを受けたという(笑)、思い出に残るお宮参りでした。このことは、神主さんにはもちろん秘密です。
娘に着せたのは、白のベビードレス(おさがり)+白の靴下(おさがり)+レンタル掛着(5,800円)でした。ベビードレスもあまり着心地が良さそうじゃなかったので、神社を出たらすぐに普段着に着替えさせました。
まとめ
1回きりでも、お宮参りらしい服装にしたい人
- 白羽二重+掛着
- ベビードレス+掛着
- ベビードレス+ケープ
他でも着回しできる服装がいい人
- セレモニードレス(退院時と同じもの)
- カバーオールのみ(暑い時期)
- カバーオール+おくるみ
こういった感じで選んでみてはいかがでしょう^^赤ちゃんはすぐ大きくなるので、セレモニー用の服って大体1回きりで終わることが多いんですよね!ケープもその後はほとんど出番がなかったり。おさがりやレンタルもうまく活用してくださいね♪
着回しできる服装なら、カバーオール(ロンパース)がオススメですよ♪お出かけ用のちょっとオシャレなものを買ってみるとか、着物風とかスーツ風のフォーマルっぽいものもいいですね!
いかがだったでしょうか^^
お宮参りは赤ちゃんにとって初めてのお出かけになるご家庭も多いはず。
ぜひ赤ちゃんにピッタリの服装を着せてあげて、素敵なお宮参りにしてくださいね♪