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ノロウイルスの子供の症状と対策2016-2017

      2016/11/24

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ノロウイルスが流行する季節になりました。

大体11月~3月ぐらいがノロウイルスの感染が多い時期で、12月~1月が感染のピークになります。

特に小さなお子さんをお持ちのママは、毎年感染しないか気が気じゃないかもしれませんね。


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国立感染症研究所の発表によると、2015年1月以降に国内で新型ノロウイルスが流行し、流行は中国や台湾でも確認されています。2016年シーズンはこの新型ノロウイルスが大流行するのではと言われています

冬場の胃腸を脅かすノロウイルスの症状、予防と対策について知っておきましょう。

お子さんがすでに嘔吐していてこの記事をご覧になっているという方は、目次のノロウイルスの症状をご覧ください。

ノロウイルスってなに?

ノロウイルスってどんなウイルス?

昭和43年(1968年)のアメリカのオハイオ州で集団胃腸炎を起こした患者の便からウイルスが発見されました。

その後、急性胃腸炎の患者から同じようなウイルスが次々と発見されて、研究が進んだ平成14年(2002年)に正式に「ノロウイルス」と命名されました。

ノロウイルスと認識されたのは意外と最近なんですね。

20代以上の方が子供の頃の時には、まだノロウイルスという言葉はなかったようです。

 

ノロウイルスとロタウイルスってどう違う?

感染性胃腸炎にはノロウイルスの他に、ロタウイルスがあります。

ノロウイルスとロタウイルスはどう違うのでしょうか?

表にまとめてみました。

 ノロウイルス ロタウイルス
流行の時期 11~3月 3~4月
感染しやすい年齢 乳幼児~大人 乳幼児
潜伏期間 24~48時間 24~72時間
主な症状 激しい嘔吐・下痢 嘔吐・白っぽい下痢・発熱
症状の出る期間 1~3日 1週間前後
予防接種 なし あり(生後6週から32週
までの間で複数回接種)

幼児の場合、ノロウイルスよりロタウイルスの方が重症化しやすいので注意が必要です。

ノロウイルスは3日もすれば回復することが多いですが、ロタウイルスは1週間近く症状が出ることもあり、嘔吐・下痢が続くと脱水症状を起こす危険性が高まります。

ロタウイルスは6ヶ月から5歳までの間に一度は感染すると言われています。ロタウイルスにもいくつか種類があるのですが、感染するたびに免疫がついていくので、成長するにつれ徐々に症状は軽くなっていきます

一方、ノロウイルスは30種類以上あり、免疫も6ヶ月から2年しか持続しないといわれているので、小さいお子さんから大人まで発症してしまうのです。よく「新型」のウイルスが流行しているなどとニュースで報道されたりしますよね。「新型」は文字通り、今までなかった新しい型のウイルスなので、誰も免疫を持たず、感染すると症状が出る人が増え大流行する恐れがある、ということになります。

 

どうやって感染するの?

ノロウイルスに感染した食品や、ウイルスを触った手・指からの経口感染がほとんどです。

・患者の嘔吐物や便などを扱った際に感染
・給食や飲食店などで感染者が調理したものを食べて感染
・カキなどの二枚貝を十分に加熱しないで食べて感染
・ノロウイルスに感染された井戸水や消毒不十分な簡易水道水を飲んで感染

最近では、食品からの感染は減少していて、人から人への感染が多くなっています。


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ノロウイルスの症状

1.突然始まる嘔吐

感染してから症状が出るまでの潜伏期間は約24~48時間で、主な症状は吐き気・嘔吐・下痢・腹痛です。夜中寝ている時や遊んでいる最中に、突然、前触れもなく吐き始めることがあります。娘の場合は嘔吐の前に「ポンポン痛い…」と訴えたり、グズったりすることもありました。

2.嘔吐の回数

個人差がありますが、吐き始めてから3~6時間ぐらいまでは定期的に嘔吐します。多い場合は10回程度嘔吐することもあります。

嘔吐の回数が多いと、嘔吐物は食べたものから次第に黄色い胃液に変わっていきます。

感染しているお子さんも、看病しているパパ・ママも一番大変な時です。

3.水分補給

脱水症状にならないようにこまめな水分補給が必要になりますが、嘔吐の症状がひどい6時間ぐらいは無理に水分を摂らせる必要はありません。飲ませても嘔吐してしまうので、体力も消耗しますし胃腸も休まりません。

まだこの時点での脱水は軽度なので、気にするほどではありません。

 

<与える水分の量>

最後の嘔吐から2~3時間経っていれば、5~10cc程度の少量から少しずつ飲ませていきます。10cc飲んで嘔吐しなければ、また1時間後ぐらいに20cc飲ませて、その1時間後には30cc飲ませて・・・と徐々に与える量を増やしていきます。

もし途中で嘔吐してしまったら、また10ccから始めます。子供は「ノド乾いた~」と言うかもしれませんが、ここは心を鬼にして少量ずつ与えてください。飲ませる量を厳密に守らなくてもいいですが、「少量を頻回で」を心がけてくださいね。

 

<水分の与え方>

ペットボトルなどから直接飲ませるとグビグビ飲んでしまうので、必ずスプーンで飲ませたり、少量をコップに移し替えるなどしてくださいね。まだミルクの子は薄めに作ったミルクや母乳でもいいでしょう。私の経験上、母乳だとゴクゴク飲みすぎてしまって、また嘔吐してしまう確率が高いです。難しいとは思いますが、なるべく短時間で授乳をやめてみてください。

 

<オススメの飲み物>

アクアライト・OS-1(薬局で購入可能)・麦茶・りんご果汁・薄めのミルク・母乳(乳児の場合)
ポカリスエットなどを飲ませる場合は、薄めてからあげてください。

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4.下痢の症状

下痢は、嘔吐が始まる前から症状が出ていたり、逆に嘔吐が落ち着いてから下痢になったりとバリエーションがあります。便の中にはウイルスが大量に含まれているので、オムツなどは速やかに処理しましょう。

下痢をするとすぐにかぶれるので、こまめにお湯で洗ってあげてください。最初、お尻拭きでも大丈夫だと思っていましたが、下痢が続いたり気付くのが少しでも遅れたりすると真っ赤になっていました。

5.脱水症状

嘔吐が長引く、なかなか水分が摂れない、下痢もひどいなどの症状が続くと脱水症状を起こすことがあります。

上の子が2歳になる頃でしたが、夜中に嘔吐し始め、日中もなかなか水分が摂れない状態だったので、夕方に小児科へ連れて行ったら、脱水症状を起こしていて「なんでもっと早く連れて来なかったの!」と先生に怒られたことがあります。その時は点滴を3本も打ってもらいやっと元気になりました。

<脱水症状を起こしているかどうかの目安>

・おしっこが出ているか
・泣く時に涙が出ているか
・唇や口の中が乾いていないか

<脱水症状が進むと・・・>

・ぐったりして動けない
・唇の色が悪くなる
・目が落ちくぼむ
・顔が青白くなる

こういった症状が出たら一刻も早く病院へ連れて行きましょう

ひどい場合には合併症を引き起こしたり入院になることもありますので、脱水には早めの対策と注意が必要です。

6.症状の改善

症状が1~2日続いた後、徐々に回復していきます。

水分が摂れるようになったら、胃に優しいものから少しずつ食事を再開しましょう。

子供は激しい嘔吐や下痢を起こしていても、大人は症状が出なかったり、下痢だけで済んだりということもあります。子供の場合は元気になったように見えても下痢が数日続くことがありますので注意しましょう。

 

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ノロウイルスの検査と治療

ノロウイルスの検査

便や嘔吐物がないと検査できないと勘違いしている人もいるかもしれませんが、お尻に綿棒を当てる程度で検査は可能です。

ただし注意点があって、ノロウイルスの検査は3歳未満と65歳以上でないと保険が適用されないのです。

うちの上の子を嘔吐下痢で小児科へ連れて行った時に、去年はノロウイルスの検査をしてもらえたのに、今年はなんで検査してくれないんだろうと思っていたら、3歳になっていたからなんですね。

しかも、ノロウイルスという結果が出たとしても、現時点でノロウイルスに対する特効薬はないので、検査までする必要はないというのが実情です。

ですので、3歳以上のお子さんの場合は、周りでノロウイルスが流行っているとか、嘔吐下痢の症状などから判断して、検査をせずに「ノロウイルスだと思われます」という診断が多いです。

ノロウイルスの治療

ノロウイルスには有効な薬はありません。感染してしまったら、通常は対症療法になります。

できることは

・安静にする
・脱水症状にならないようこまめに水分補給をする

症状がひどくない場合は、自宅で安静にしてウイルスが体から出て行ってくれるのを待つしかありません。脱水症状を起こしたり、何日も症状が改善しない場合は点滴や入院が必要になることもあります。

ちなみに、下痢止めは使用しないほうがいいといわれています。便によってウイルスが体から排出されないといけないのに、下痢止めを使用してしまうとウイルスがいつまでも体内に残ってしまい回復が遅れるからです。

吐き気止めの座薬も使用することがありますが、吐き気のひどい時にはあまり効き目がありません。

薬は病院の先生の指示に従って使用しましょう。

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ノロウイルスを予防するには

<手洗いの徹底>

ノロウイルスの予防は手洗いを徹底することです。

特に周りに感染者がいたり、感染者の嘔吐物や便などを扱った後は「これでもか!」というぐらい手洗いを行いましょう。

こちらのHPがとても参考になります。洗浄剤・消毒剤などの販売を行っている企業さんです。もれなく商品のPRも入ってきますが…(笑)

サラヤ株式会社HP「5つの対策でノロウイルスをやっつけろ!手洗い編」

 

<汚物・嘔吐物の処理>

汚物・嘔吐物の処理に関してはこちらのページを参考にしてみてください。

サラヤ株式会社HP「5つの対策でノロウイルスをやっつけろ!汚物・嘔吐物処理編」

嘔吐物には大量のウイルスが含まれているので、他の人への感染を予防するには消毒が必要になります。

ノロウイルスはアルコールでは消毒できません。85度以上で1分以上加熱する次亜塩素酸ナトリウムによる消毒が必要です。

家庭でもすぐにできる次亜塩素酸ナトリウム消毒液の作り方をご紹介します。

<次亜塩素酸ナトリウム消毒液(塩素濃度200ppm)の作り方>

市販の漂白剤(塩素濃度約5%)を250倍希釈して作ることができます( 例:5Lの水に漂白剤を20ml入れる。)。なお、塩素系の漂白剤(商品名:ハイター等)でなければ効果的な消毒はできません。漂白剤を使用する際は、使用方法を守り、塩素系のものと酸素系のものを混ぜたり、熱湯で使わない(消毒効果が低下します)ようにしましょう。

内閣府 食品安全委員会HPより引用

 

ノロウイルスに感染すると、お子さんもパパ・ママも大変な1週間を過ごします。

ノロウイルスは感染力が強いウイルスですが、できるかぎり感染を防ぐ努力をして、もし感染したら適切な処置や病院への受診を行いましょう。

 


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