赤ちゃんの鼻水、吸い方のコツ!【吸引器・スポイト・口】
2017/12/31
赤ちゃんの体調管理に、ママたちはとても神経を使いますよね。
大人のように赤ちゃんが「熱があるかも」とか「体がだるい」などのサインを出してくれれば早めに対処できるんですけれど、当然のことながらそんな言葉を発してくれることはなく・・・気が付いた時には高熱が出てた!なんてことも少なくありません。
風邪をひいた赤ちゃんの症状の重さを判断するのも難しいですよね!
今回は赤ちゃんにはつきものといってもいい、「鼻水」についてです。
我が家の娘たちも、鼻水で何度耳鼻科へ通ったかわかりません^^;鼻水ぐらい・・・と放置していると中耳炎になりやすいので注意が必要ですよ!
少しでも赤ちゃんの症状を楽にしてあげるために、鼻水の対処法を確認していきましょう。
大人とは大きく違う、赤ちゃんの体
赤ちゃんの体は大人に比べてとてもデリケートで、免疫力は決して強くありません。風邪を予防したくても、大人のように「うがい・手洗い」をさせるのは難しいですよね。あとは「鼻をかむ」という作業も3~4歳くらいまでは出来ないお子さんがほとんどです。
よだれと同じように、赤ちゃんは鼻水の量がとっても多いです。赤ちゃんの鼻水が多い理由は、鼻の粘膜が敏感だからです。そのため、温度や湿度の変化に反応しやすいという特徴があります。
赤ちゃんの鼻水が多くて「風邪かな?」と思っても、意外と体調が悪化しないまま終わることもありますよね。鼻水にはウイルスを外に出そうとするはたらきがあるので、鼻水を取ることはとっても重要なんですよ!
そんな鼻水をスムーズに出してあげるために、お母さんに出来る手段がいくつかあります。
その代表的なものが、
- 電動吸引器を使う方法
- スポイトを使う方法
- 口を使う方法
の3つです。
初めての子育てだとただでさえ赤ちゃんの風邪に慌ててしまいますし、自分以外の人の鼻水を吸引した経験なんてほとんどの人がないはずです。
いざという時にパニックにならないために、これらの方法の特徴やコツを掴んでおきましょう!
【電動吸引器で吸う方法】
赤ちゃん用品店などへ行くと、赤ちゃんの鼻水を吸うための吸引器が販売されています。最近ではインターネットで購入する人も多いようですね。
まずは電動の吸引器について確認していきましょう。
耳鼻科で赤ちゃんの鼻水を吸引してもらったことがある場合は、電動の吸引器がどんなものかご存知ですよね^^
耳鼻科での吸引で赤ちゃんが嫌がっていなければ、家庭用の機械でも受け入れてくれるでしょう。 ただ、機械の場合は機械特有の音がするので、それが苦手な赤ちゃんは少なくありません。
メリットを挙げるとすれば、鼻水をしっかり吸えること。 なんといっても赤ちゃんがスッキリ感を得られるのが良いですね!
電動吸引器は大人でも使用できる物が多いです。なので、花粉症や鼻炎の症状をもつ大人が家族にいれば、赤ちゃんが自分で鼻をかめるようになったあとでもずっと使い続けていけますよ♪
鼻水吸引器といえば、「メルシーポット」が有名ですね!
【スポイトで吸う方法】
スポイトを使う方法は、他に比べて技術的にはあまり難しくありません。場所も取らず手軽にできるのがメリットです。
ビニールとプラスチックの間くらいの堅さで、マヨネーズの容器を小さめにしたような商品もあります。手の平サイズのものが多いようですね。
電動吸引器に比べるとコストは抑えられるものの、その分吸い上げることのできる鼻水の量は多くありません。
スポイトを使って赤ちゃんの鼻水を吸い上げる場合には、鼻の粘膜を傷付けないように注意しましょう。 そのためには、スポイトの先端を赤ちゃんの鼻の奥まで入れない方がいいです。
ママ以外にも大人がいる時に吸引ができるようなら、赤ちゃんの頭を押さえてもらいながら行うことをオススメします。
【口で吸う方法】
こちらはママが管を通じて息を吸うことで赤ちゃんの鼻水を吸い上げる方法です。ママの口と赤ちゃんの鼻をストロー状の管で直接つなぎます。音が少ないので機械音を嫌がるお子さん向きですね。
ママがくわえた管から息を吸う吸引力で、赤ちゃんの鼻水を吸い出します。この方法のメリットはママの息で吸引力を調節できることです。
鼻水を吸引したことのある人はなかなかいません。なので吸引力をどのくらいにすれば良いのか、判断がとても難しいんです。
使う時には、管の先端をなるべく赤ちゃんの鼻の奥まで入れた方がいいです。ただ、赤ちゃんが嫌がってしまうとなかなか取るのが難しいところ。
吸引力が強すぎると赤ちゃんの鼻を傷つけてしまう恐れがあるので、慎重に呼吸をして丁寧に鼻水を吸い出してください。
コツとしては、キュッキュッキュッと小刻みに息を吸うと鼻水を吸い上げやすいです。
あとは、最近は衛生的におすすめできないということでやる人は少ないのですが、ママが直接、赤ちゃんの鼻に口を当てて鼻水を吸う方法もあります。やり方としてはキュッキュッと小刻みに片方ずつ吸い上げます。
口で吸う方法だとママの手や口に赤ちゃんの鼻水が付いてしまうことがよくあります。風邪をうつされてしまう…ということもよくあるので、吸引のあとには手洗いとうがいをしっかりしてくださいね。
鼻水を上手く取るコツ
鼻水を取るといってもデリケートな赤ちゃんの鼻なので、やり方によっては粘膜を傷つけたり鼻血が出てしまうことも!
上手に鼻水を取るポイントはこれです。
- 入口の鼻水や鼻くそは取っておく
- 湿らせたホットタオルをしばらく鼻にあててから取る
- お風呂の後に取る
- 温かいものを食べたり飲んだりした後に取る
乾燥していると固まって取りにくいので、鼻の中を湿らせるのがポイントですね!
次に、赤ちゃんの鼻を傷つけないように取るポイントはこちら
- 思いっきり吸わない(粘膜が傷つく恐れが!)
- 細かく小刻みに吸う
- 片方の鼻はふさがない(鼓膜が破れる恐れが!)
- ノズルはすき間ができないようにぴったり入れる
一気に取ろうとしないで、優しくこまめに取るのがポイントですね!
最後に
私は最初、子供の鼻水を甘く見ていました^^;
でも鼻水が4~5日続くと、熱が出たり泣いたりするようになったので病院へ連れて行ったら中耳炎になっていました。それからというもの、中耳炎にならないようにと鼻水が2~3日続いたら耳鼻科へ連れていくようになりました。
ただ、娘2人をしょっちゅう耳鼻科へ連れていくのは大変だし、毎回薬をもらっていたため抗生物質も効きにくくなってきたので、あまり薬にばかり頼るのも良くないと吸引器を購入することにしました。
最初は、口で吸うタイプのピジョンの鼻吸い器を使いましたが嫌がられ、そのあと電動のメルシーポットを購入しました。
結果は買って大正解!!
よく取れるし、夜も息苦しくなさそうだし、風邪の治りも早くなった気がします。なんでもっと早く買っておかなかったんだろう^^;
個人的な意見ですが、電動吸引器は高いけれど、赤ちゃんのいるご家庭は買っておいて損はないものだと思います。
鼻水を取ってもらうためだけに病院の長い待ち時間を過ごすことを考えれば、他の病気をうつされる心配もないし、気になったときにすぐ家でできるのは赤ちゃんにとってもうれしいことですよね。
たかが鼻水ではありません。鼻水の症状が悪化すると中耳炎になったり、他にも喘息などの呼吸器障害にまでつながる可能性もあるんです!
そうならないためには赤ちゃんの体調の変化を早めに察知することと、症状がでていたら適切に対処してあげる必要があります。
初めてのことで分からないことが多いと、ママたちは混乱してしまうかもしれません。病院の先生や先輩ママにも相談しながら、赤ちゃんと一緒に体調の改善を目指して前向きに取り組んでいきましょうね^^